こんにちは(^o^)/
六本木アーツセンターギャラリーで開催中の【バスキア展 メイド・イン・ジャパン】を観てきました😊
日本がバブル景気だった80年代。
短い生涯の中で3度も日本へ訪れ、その日本への愛着は制作に影響を残すほど。
そんなバスキアが残した作品の内なんと130点が本格的に展示されるなんて、、
開催前からずっと行くタイミングを狙っていたのですが、やっと行く事が出来ました!
まずなんといっても、タッチや大きさ、そして作品に刻まれる莫大な情報量にとてつもないパワーを感じ圧倒されました。
「オシャレ~」と言いながら観賞してる方がちらほらいたのですが、「オシャレ」と言う表現は的外れな気がしました。もちろん"オシャレ"です。しかし、あの絵画を目の前にしてそんな事よりももっと面白い事が描かれていて、どういう真意があるのかを考える事で忙しいと私は感じていました。
一見子供の落書きのような絵画なのですが、描いた本人にしか分からないのを良いことにそこには人種、文化、政治、社会など色んな風刺が混ざっています。
絵の中に書かれた文字や記号は、何を意味しているのかさっぱり分からないことがたくさんありました。意味があるのか無いのか、色々な事を想像し見入るのですが自分の中で解釈し正解が分からず歯がゆいままという、とにかくバスキアに翻弄されていました。
ネイティブ英語が分かればもどかしさもなく読めたんでしょうが、一生懸命読み取ることもまた1つの楽しさではありました。体力消耗しましたが。笑
あの王冠自体バスキアにとって何の意味を成してるのか、にわかの私はしらないのですが、途中から象徴である王冠が描かれていなかったような気がします。
輝かしいアーティストであった彼が、苦悩し、憧れウォーホルの死と直面し、ヘロインの過剰摂取で27年という短い生涯を終える、そんなバスキアの人生を辿る130点を見て、私はもっとバスキアという人物を深く知りたくなりました。
きっと常に色々な事を考えては、悩んでいたんだろうなと思います。そう思うと入り口にあったバスキア本人の写真のあの表情も悲しげで切なく感じます。
「画像より実物のがいい」と感想を述べている方がいましたが「当たり前だろう!!」と言いたい所です。ぜひ本物の立体感、色彩、リズム感、熱量を生で体感して欲しいです。
展覧会の終わりにチェキを撮ってもらうと、二回目の入場が無料になるそうなので、バスキアを描いた映画を見てから2度目の観賞をしたいところですが、2ヶ月という短期間での展示なのでもう間に合わないかな…(^_^;)
"I don't like to discuss art at all."
「僕はアートについて語るのが好きじゃない。」
そう書かれたジャン=ミシェル・バスキアのプロセスなどが記された本を購入したので、これからじっくり読んでみようと思います。
Untitled, 1982
Napoleon, 1982Onion Gum,1983
cafe the sun
購入品
この日は、バスキア展、2度目の塩田千春展、スカイデッキ、ノースタワーにある画材屋さんを周り、ほぼほぼヒルズで過ごす1日になりました。
ホワイトワトソン(水彩紙)と筆を何本か購入したので少しずつ私も描きたいことを表現していこうと思います。
アートで素敵な1日でした。では(^o^)/